これまで休診日でありました火曜日を、午前中のとても短い時間のみではありますが、11月より診察を行うことになりました。
ただし、
火曜日のみ10:00~12:00の2時間の診療時間になります。
どうぞよろしくお願いいたします。
いまや、獣医大学の卒業生の半分が、そして小動物の臨床に進む獣医師の半分以上は女性と言われています。
一人の人生においては言わずもがな、家族・社会・国という点から見ても、人間という種の存続の観点からも、結婚・出産・育児をするということはとても大事なことです。
そして、その中心を担うのはよいか悪いかは別として、女性が中心であるのが現実です。
とはいえ、結婚・出産を経て、また獣医師としての仕事復帰をしようと思ってもなかなか、その受け皿が見つからないのもまた一つの現状であります。
病院側の経営上の問題であったり、あるいは育児中ならではの急なお休みなどが、安定した力を求められる獣医師としての職責とうまくかみ合わない・・・などのいろいろな要素がかかわっているのでしょう。
しかし、獣医師の半分が女性であるというのが事実である以上、この部分をなんとかしていかないと、業界としても将来尻すぼみです。
それに、その培ってきた経験,知識,技術を結婚・出産がもとで廃れさせてしまうのは、あまりにもったいない。
獣医業界においても、その女性個人の人生においてもです。
まだまだ試験的な試みで、現在は火曜日のみのしかも短い時間ではありますが、子育てを行っている女性獣医師をメインにした診療を行っていきたいと考えています。
診察時間が短いのも、その獣医師がわたくし 加藤の補助ではなく、むしろ加藤が補助にまわることで、子育て中の女性獣医師が持つ問題点を、実感としてできるかぎり共有したいからです。
出産も子育てもできない私が、女性獣医師とすべての面において共感・共有をするのは不可能ですが、経営者としてなんらかの解決策をつかんでいくためです。
試行錯誤になってしまうでしょうが、結婚したから、あるいは子育て中だからこそ受けてしまう時間的な制約を弱みではなく、強みとして仕事に生かせるような職場をぜひとも造っていきたいのです。
もちろん、ちゃんとベテランの女性獣医師に担当していただきます。
それと女性獣医師が急なお休みなどになってしまった場合には、院長が診察を行います。
皆様のご理解・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
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- 2012/11/05(月) 09:43:41|
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