これだけ科学の進んだ現代でさえ、毎年何万人もの人間の命を奪っている「狂犬病」
世界でもっとも人間を殺してきた伝染病のひとつです。
日本では報告がなくなった病気だからでしょうか、「もう狂犬病ワクチンなんて打たなくてもいいよ」なんてことを口にする、獣医師やあるいは愛犬家がいます。
ワクチンの副作用が怖いからというのが大きな理由でしょうが、飼い犬に咬まれて死ぬ・・・なんて事件が、この日本ではまず起こらないのは、
間違いなくこの狂犬病ワクチンと、それをちゃんと接種してきた飼い主の方々の努力の結果なのです。
「ないから打たなくていい」なんて そんな軽く口にできるものじゃないはずなのです。
ちなみに狂犬病は、凶暴になった犬にかみ殺されるわけじゃないですよ!?(獣医になるまではそういう病気だと私は本気で思ってました。)
犬や猫に咬まれたときにウイルスが体に入って、そのウイルスが最後に脳を破壊して死んでしまう病気です。
致死率100%の最強のウイルスです。
だからチワワや、ポメラニアンみたいな小さな犬でも咬まれたら死ぬかもしれないし、それこそ仔犬・仔猫であっても狂犬病にかかっていれば、甘咬みであっても絶対に許されないということになります。
じゃあ、咬まれなければ大丈夫なのか??
いやいや 実は空気感染する危険性もあるわけです。
今日 9/28はパスツールというワクチンを作った人の命日で、その機会に狂犬病について考えよう!というシンポジウムが東京で開かれます。
国内ではウイルスはなくなったものの、世界ではまだまだ蔓延しているウイルスです。
これだけ人の流れ,物の流れが世界的に行われている現代、キレイになった国だからこそ、やらなければならないこと、知らなければならない現実ってのがあるわけです。
午後はお休みですが、ちょっとこのシンポジウムに行ってまいります。
あ・・・まじめなこと書いちゃった
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- 2012/09/28(金) 10:35:20|
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そう思うでしょ?
でもそうとは限らない むしろおとなしくて必死に口の中に引っかかっているものを取り出そうとしているだけ・・・なんてこともあるようです。
脳は体のすべてを統括しているので、ここが破壊されてしまうため、ありとあらゆる症状が出てくるのです。
なので、「これぞ狂犬病!」という典型的な症状はないようです。
難しいですね。そして怖いですね。
- 2012/10/20(土) 10:32:41 |
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- カトちゃんっ!! #-
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